*森ノ中ノ燈台小屋カラ*

Singer Songwriter 矢武久実の日記

瓦斯燈趣味

一昨日、自分と箒(この場合は自転車)のリハビリを兼ねて、
小平まで。

大体、時速15kmで飛び、目的地へは50分で到着。
さて、距離は何Kmでしょう?

……と、懐かしい小学生の算数を思いながら、
目指したのは、ここ数年行きたかった
【GAS MUSEUM】
東京ガスの歴史を、明治建築と瓦斯燈(ガス灯)に囲まれながら学べる素敵な場所です。


元々、煉瓦建築と瓦斯燈は好きなのですが、
特に瓦斯燈をフューチャーした場所は、なかなか無く、
数年前、横浜・馬車道を歩いた時にも1人で喜び跳ねていた割には、
あまり地元でもピックアップされていないような気がして(自分の期待が大き過ぎた)
少し落胆した事を覚えています。

私の地元の通りにも、パリのシャンゼリゼ通りから移された街燈が建っていますが、
そこに在る事が「当然」になってしまうと、事の大きさ・重さも薄らいでいくような危惧。

改めて、灯りと共に生きているという事、
誰かが照らしてくれているという事、
一寸考えさせられました。


雨続きの数日では、曇りでも貴重だったのかもしれない。
けれど、写真映りはイマイチだなぁ、と思いつつ
今日は寫眞日記です。


ケルンと暮らし館
明治時代の東京ガス本社、2つの建物を小平に移転した内の一つ、
暮らし館。
順序的には、こちらを後に入ったので、暮らし館の説明は後程。

注目して頂きたいのは、手前の瓦斯燈。
この中庭には、数本の瓦斯燈が展示?され、日中でも実際に燈されているという贅沢。
しかもこの瓦斯燈はドイツ・ケルン市のもの!

ケルンは、チョコレート博物館を探して迷子になった良い思い出があるので、
とても親近感が。
時間を気にして歩き回っていたあの町で、
これと同じ瓦斯燈にもしかしたら出逢っていたのかもしれない。
(ケルンでも瓦斯燈は歴史の産物になってしまっている気もするけれど)
事実はどうでもよいのです、繋がりを感じられれば。

それよりも、この中庭には日本にあった瓦斯燈が殆どであるのに、
(外国のものは他にロンドンからのものが。これは大いに納得)
何故、ドイツ?そしてケルン?
一寸勉強しなくては。

Yokohama & Kӧln
手前が横浜。奥がケルン。

瓦斯燈館
瓦斯燈館。

今更ながら、この建物の色合い、オランダ建築に似ている。
Open the door
このブログでは初のセルフショット。(笑)
……全然判らんですね。

この、瓦斯燈館(正しくはガス灯館ですが、自分の好みに訳しています)
扉からして、西洋建築ならではの重みがあり、唸らされる。

そして、入館リミットギリギリに入ったので(閉館1時間前)、お客が他にいないような覚悟はしていたけれど、
館内に係員や学芸員も見当たらず、
小さな洋館に1人「入ってしまった」気分に。

歴史あるものたちと、同居していると一層、
何か彼等から迫ってくるものがあり、
博物館の恐ろしい一面がちらっと過ぎる。

そして自らそれに追い打ちを。

こんな、小さくマニアックな博物館によくある、ビデオ上映。
この洋館のフロアにも椅子が50脚ほど並べられ、ボタンを押すと7分ほどの映像が始まるという。

それは勿論、観ないわけにはいかない、とボタンを押し、最前列の椅子に座る。
館内に1人。
上映するビデオのナレーションの木霊。

私はオートマタや自動装置が好きなので、このシチュエーションは嬉しい反面、
オートマタ特有の恐さも相まって、複雑な気分になりました。

ただ、ナレーターが増岡弘さん(ジャムおじさん)だったので、妙に安心したり。

鹿鳴館で使われていた瓦斯燈と当時の写真など、
かなり貴重なものが展示されていました。
面白かったのは、灯りを題材にした錦絵をモニターで閲覧出来るようになっていたこと。
独特の和洋折衷と、現在の景観との差異をイメージするのが楽しい。
最近、そういった意味で東京が面白いと感じています。
歴史の名残が壊される前に、自分が知り得る事の出来た歴史の舞台だけでも触れてみたいなぁと思いつつ。


大いなる陽 雲に翻弄される僕等

何とは無しに、撮った空。
後々確認して、写真の中央に太陽の輪郭のようなものが写っていて、吃驚。
(此処に載せた大きさでは確認出来ないかもしれません)
これは何かの入口?


洋館とお化け柳
暮らし館を横から。
そういえば、オルゴール博物館なるものも、こんな建物が多いかもしれない。


小人の目線
実際に、館内ではオルゴールの音源がBGMになっていた。
瓦斯燈館ではクラシカル、暮らし館では90年代のPopsをオルゴールアレンジしたもの。
ちゃんと2つの館で世界観が分かれていて、中々!と思う。(偉そう)


秋空
お化け柳と一緒に。


もうじきハロウィン


風のかたち
17時閉館までに、暗闇を照らす瓦斯燈の姿は拝めない、と確信した16時半の空。


暮らし館の吊り瓦斯燈
こちら暮らし館。

此処は、瓦斯燈館に比べると、
開放的で、2階建ての大半は吹き抜け。
正面扉を開けると、2階部分も含めて全て見回せてしまえる解放感。

ここでは、ガスが家庭にどう係わってきたか、
歴代の代表的なガス家電などが紹介されています。

昭和のガス会社ポスター等も趣があって面白い。

私がハマったのは、
2階部分にある、ガスオルガン。

はじめ、1階部分から見上げた時も、パイプオルガンのような自動演奏楽器のようなものがあるなぁ、とは思っていたものの、ガスと何の関係が?とも思っていた。

此処にあるガスオルガンは、
ストラスブールのガス博物館にあるものを、復元製作したもので、
天然ガスで演奏出来る世界最初のガスオルガンらしい。
(館内撮影許可を取らなかったので、撮影出来ず)

物理学的に説明出来る自信が無いので、構造が気になる方は調べてみてください。
人が多い時には実演されたりするのかもしれませんが、
私は録音された曲を聴くのみでした。
生で聴ける機会があったらその時 音色の感想が持てるんじゃないかと思います。


Street Lamp

閉館時間まで、粘りましたが、空はまだ明るく、
瓦斯燈趣味には残念な時季でした。

つまり、暗闇を照らす灯りを見る為には、冬に行かなければならない、という訳です。
小平の町も、良い意味で最近取り戻したかった「地方色」が沢山残っていて、
色んな寫眞が撮れそうでした。

何といっても、この日、私は一銭も遣っていない。(ガスミュージアムは入館無料)
しばらく、リハビリを兼ねたこんな旅が続きそうです。




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*矢武久実<Kumi YATAKE>

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